
フランス親子留学滞在記2

娘と行ったフランス親子留学滞在記
NO2 到着〜ルーアンでの生活の始まり
2004年7月〜9月まで二ヶ月ちょっとの間、三歳半の娘と一緒にフランスのRouen(ルーアン)という町に短期留学をしてきました。5話にわたって紹介していく滞在記、第2話はフランス到着からのお話です。
12時間のフライトを終えパリの空港に到着した私達は、留学先の学校が手配してくれた車に乗りルーアンに向かいました。ルーアンはパリから車で二時間位の所にあるノルマンディー地方の町です。
疲れている娘は車に乗ってすぐに眠ってしまいました。ルーアンまでの道のりはパリにしか行った事がない私にとって、パリだけでないフランスを最初に実感させてくれました。パリから少し離れると大きな麦畑や牧場が広がり、一直線の道路をフロントガラスにヒビの入った私たちの車はすごいスピードで駆け抜けて行きます。
少し怖かったですが、何キロか進むと時々おとぎ話のような可愛い一軒家が集まる小さな町を抜け、また田舎を通るという日本と全く違う景色に、娘の寝顔を見ながら不安よりも期待が大きくなっていきました。
ルーアンでは現地の暮らしを体験したいとホームステイを選びました。子連れで受け入れてくれる家庭があるのか心配でしたが、幸い出発の二週間前に決まりました。レンガの家が並ぶ丘の上の住宅街の中でもひときわ目立つ背の高い四階建てのステイ先に到着すると背の高いマダムが笑顔で出迎えてくれました。私達の部屋は四階でした。娘は眠っていましたので部屋に寝かせ、荷物を運び終えた後マダムとしばし話をしてその日は眠りました。
次の日、目を覚ました娘はいつもと違う風景や環境に不安を感じ、パパに会いたいと泣いてしまいました。娘にとってはフランス語を話すマダムも怖かったようで、近づこうとしませんでしたが、優しいマダムが何度もフランス語で声をかけてくれたのですぐに慣れて笑顔が戻りました。娘が生活に慣れるように学校のスタートを一週間後にしましたので、しばらくは二人でルーアンの町探検や公園探しをし、少しずつ生活に慣れていくようにしました。
こうして私達のフランスでの生活が始まりました。優しいマダムのおかげで今までの不安はなくなりましたが、言葉がわからない娘は不安や寂しさから夜になるとホームシックになってしまいます。思ったよりも早く現地に慣れた娘に安心しながらも、こんな所まで連れてきて寂しい思いをさせてしまっている事への罪悪感も感じました。
つづく
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